ある高校生のブログ

高校生です。

自転車盗難問題を解決する新たな鍵の提案

こんにちは!鮮です。

最近、姉と父の自転車が二日続けて盗まれまして…。今まではあまり気にしてこなかったのだけど自転車盗難って本当に身近な問題なんですよね。二人とも鍵はしっかりと欠けていたみたいなんですけど、切られてしまったらしいです。

ということで今日は、

鍵をかけたのに自転車を盗まれてしまう

という問題を解決していきたいと思います。

 

1.自転車盗難の現状 

警察庁の犯罪統計によると、平成30年度の自転車盗難の発生件数は約18万件となっていて、これは日本で一番多い犯罪です。

 Q.自転車を盗まれた経験はありますか?

はい......113人(22.6%)
いいえ......387人(77.4%)

引用元 https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/10109

 マイナビによるアンケートの結果でも、4人に1人という非常に多い結果となっています。

また、僕もいくつか駐輪場をまわり調査したのですが

300台中約85%が鍵をかけていて、「鍵をかけていたのに盗まれた」というパターンが多いようです。

駐輪場の管理人さんにも話を聞いたのですが、

「鍵を切られて持ってかれるから、盗難が起きたときにそれが盗難車だと気づけない」

とおっしゃっていました。

 

2.自転車盗難の原因分析

まず、なんで自転車を盗むのか、犯人の視点から原因を分析してみました。

 

①対象がものだから、罪悪感が湧きにくい

②自転車を持ってなかったから

③売ってお金に換えたい

④バレるリスクが少ない

⑤人の困ってる姿が見たい

⑥鍵を壊せる自分に酔っている

 

もっと深堀りをしていく・・・

①対象がものだから、罪悪感が湧きにくい

・そもそも人はどんな時に罪悪感を感じるのか

→アンケート調査より、持ち主の顔が見えるとき、自分の本心に反するとき

 

③売ってお金に換えたい

・そもそも売れるのか

→市場調査より、平均50000円くらいのもので中古で売る

・そもそもどこで売るのか

→インターネットが多い

 

④バレるリスクが少ない

・そもそもバレにくいっていうのは本当?

→警察への聞き込みより、職務質問されない限りほとんどバレないので検挙率が非常に低くなっている

・バレたらどんなペナルティがあるの?

→10年以下の懲役又は50万円以下の罰金

 

3.解決策の提案

原因分析を経ていろいろな解決策を考えた結果、僕が最適だと考えた解決策は、

自転車から離れない鍵、その名も「忠鍵ハチ公」です。

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金属のアーム、ダイヤル式の鍵、チェーンタイプの鍵からなるこの変わった形の鍵、取り付け方は

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このように、金属のアームをタイヤにかませるようにして取り付けます。チェーンタイプの鍵の先端をダイヤル式の鍵に差し込むと、連動して金属のアームが閉じるようになっています。

 

さて、この鍵を使うとどんな問題が解決できるのか。

まず、下の画像を見てください。

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忠鍵ハチ公は、チェーン部分が切られたとしても、鍵は自転車から離れません!

じゃあそのアームも切ればいいじゃないという話ですが、このアームはタイヤに密着するようについているので金属を切断できるような大型の刃物を間に入れるのは困難ですし、できたとしても時間がかかります。

そこで、解決できる問題は、

 

⑴鍵を壊される

⑵自転車に乗って逃走できる

⑶盗まれてもバレにくい

 

この3つです。

⑴に関しては前述したとおりアームが離れないので壊されにくいですし、

⑵に関してはタイヤにハチ公をくっつけたまま逃走しようとしても思うようにスピードが出ないので逃走しにくいですし、

⑶に関しては明らかに盗難車であることが周囲に伝わるので、管理人さんも盗難に気づくことができるようになりますし、職務質問される確率も上がるので検挙率が上がります。

 

また、価格は3つの部分それぞれの相場を考えると、約1500円程度で販売することを考えています。

 

4.競合との比較

現在で回っている鍵に対して、忠鍵ハチ公がどの点で優れているのかを考えます。

 

Ⅰ アラーム付きの鍵

切られるとアラームが鳴る、という鍵があります。この鍵の問題点としては、鍵を切断した後にその鍵を放り投げて盗んだ自転車で爆走すれば逃げられるところくらいでしょうか。その点ハチ公は爆走して逃走される心配はありません。また、アラーム付きの鍵は総じて値段が2000~3000円程度と高価で、手を出しにくいという問題もあります。

 

Ⅱ U字ロックなど、金属製の鍵

これらは、防犯性能としては申し分ない鍵なのですが、切断されないように大部分が金属で作られているので値段が高い場合がほとんどです。中には1万円を超えるものもあり、一般の自転車利用者はなかなか買おうとは思わない値段となっています。

 

Ⅲ 地球ロック

安価でできて防犯性能も高いと最近人気の地球ロック(電柱など固定物と自転車とを鍵を使って結びつけることで自転車を施錠する方法)。しかしこれには大きな問題点があります。地球ロックは、許可されている場所と許可されていない場所があり、許可のない場所でこれをすると、最悪の場合公共のものを傷つけたとして罰則の対象となることがあります。この点、ハチ公はどこでいくら使ってもとがめられることはありません。

 

5.最後に…

最後に忠鍵ハチ公というネーミングの由来をお話しします。といってもほとんど名前から想像できる通りで、自転車の近くで飼い主、つまり自転車の持ち主の帰りを盗まれたりせずその場で動かずに待っている、という意味です。まあ、本物のハチ公と違って飼い主と再会できるわけですが。

 

また、ハチ公はIoT製品でないこと、操作が簡単であること、安価であることから考えて海外市場、特に発展途上国なんかでも活躍できるんじゃないかなあと思ったりしています。

 

これからは、どうやって商品を実行に移すのかが問題ですね。(どうすればいいんだろう…) 考えてから実行するまでがアイデア、というのを忘れずに今後も頑張っていきたいですね。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。ぜひフィードバックなどなどよろしくお願います!

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